読みやすく洗練された視認性をもつ『イワタミンゴ』

目次

• デザイン性のあるUD書体 イワタミンゴ
• イワタミンゴの誕生
• UDフォントとしての機能と特徴
• 様々なシーンで利用できる使用許諾
• イワタミンゴのラインナップ

イワタ中細明朝体

イワタ中ゴシック体

昔からの明朝体やゴシック体を第一世代とすれば、2000年代に開発された年齢・性別や障害に関係なく、読みやすく、誤読されにくいUD（ユニバーサルデザイン）書体は第二世代。そして画面の解像度が日々上がっているスマートフォンなどのモニター、ディスプレイなどのデジタルメディアでの読みやすさを求めてデザインされた「イワタミンゴ」は第三世代といえる新しいフォントです。
その開発を手掛けたは橋本和夫氏。現在はイワタのデザイン部顧問で、1960年代から1990年代の約30年間にわたり写研のデザイナーとして多くの実績を残した書体デザイナーの重鎮です。橋本氏が展示会などに参加する中で、スマートフォンなどに使われているフォントに疑問を感じ、「電子媒体でももっと読みやすいフォントがあるのでは？」と思ったのがきっかけで開発されました。

イワタミンゴはその名のイメージ通り、明朝独特のやわらかさとゴシック体の力強さを兼ね備え、またUDの視点も取り入れており、女性・若者の読者拡大を目指す新聞社からも注目を集める書体です。汎用性が高く、UDフォントとしての活用も期待でき、デジタルメディアで文字を読むこれからの時代のスタンダードとなりえる書体のひとつとして評価され、2015年度グッドデザイン賞を受賞しました。

イワタミンゴの特徴

明朝体のシャープさ・可読性の良さと、ゴシック体の強さ・整斉さを兼ね備えた、格調のある書体です。
文字のエレメントを単純化し、明るさとシャープさを表現しました。また、文字の横線を太くして横線との比率を少なくし、視認性の良い字形にしました。組版に普遍性を持たせ、同時に文字に格調ある雰囲気を持たせました。

高齢者にも優しい

イワタと静岡文化芸術大学、静岡新聞社の３者で行った新聞読者調査で、新聞の番組表に最適な書体として、高齢者の80％がミンゴを選択しました。理由は、ミンゴは行間がはっきり見えるので「読みやすい」と感じることでした。

ユニバーサルデザイン

おしゃれなだけでなく、ユニバーサルデザインでも優れたフォントです。その特性を生かし、自治体や公共施設のサインにも使用範囲が広がってきています。ディスプレイでの読みやすさを目的に開発されたイワタミンゴは、シャープでモダン。そしてスッキリと読みやすい。印刷からWebの世界まで、幅広くご利用できるフォントです。

チラシやポスター、商品パッケージ、同人誌などの印刷物から、画像化していれば名刺、Web、タイトル・ロゴデザイン、YouTubeなど映像・動画配信での利用が可能です。

印刷	Web (画像)	ゲーム	映像	ロゴ
◯	◯※1,2	▲※4	◯※2	◯※3

※1	フォントファイルのサーバーへのアップロード (Webフォントを含) は別途商利用の契約が必要。
※2	画像化したものの使用に限ります。プログラムへの組込使用は別途商利用の契約が必要。
※3	商標登録可。フォントのタイプフェイス及びプログラムの独占使用は不可。
※4	ゲーム・アプリへの使用は別途商利用の契約が必要。
※	1製品につき、PC1台にのみ使用可能です。複数のPCで使用する際には、台数分の製品を購入してください。

M/D/B/E/Hの5ウェイトがラインナップされています。
それぞれ、Adobe-Japan1-4準拠のOpenType Proフォントと、Windows用のTrueType製品が用意されています。(HウェイトはOpenTypeのみ)