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アングル:バリアブル機能でリアルなリズム感を実現した手書きフォント
「アングル」は、画(かく)の長さを部分的に伸縮させ、字面のサイズ感を変化させることのできる、これまでにないリアルな手書きのリズム感を実現したバリアブルフォントです。
収録文字は、ひらがな・カタカナ・英数字・一部の記号・約物まで対応。単体でタイトルなどに使用すれば雰囲気のある仕上がりに、また、他の手書き書体やデザイン書体と組み合わせることで新たな魅力も引き出せます。
「日本タイポグラフィ年鑑2025」「東京TDC賞2025 タイプデザインカテゴリー」に続けて入選。より自然で大人っぽい手書き文字を求めるあなたに贈る、おしゃれなリアル手書きフォントをご紹介します。
※本製品のバリアブル機能をすべて使用するためには、バリアブルフォントに対応しているアプリケーションソフトが必要です。
バリアブルフォントをご利用いただけない環境では、S1〜S5の5段階のみのサイズ感を再現した通常フォント(同梱)をご使用ください。
目次
「アングル」の概要

- Mac&Win対応
- TrueTypeフォント (バリアブルフォント + 5段階限定の通常フォント5書体 同梱)
- 収録文字 437文字
ひらがな・カタカナ・アルファベット・数字・一部の記号
「アングル」の特徴
個々の文字幅が異なるプロポーショナルフォント
1文字ずつ異なる文字幅が設定されているので、ただ打ち込むだけで自然な手書きの雰囲気になります。

画(かく)の伸縮による、自然なサイズ感調整
バリアブルフォント「TOKアングル VF」には、独自の「Character size」可変軸を装備。一般的な文字サイズ変更とは異なり、線の太さを一定に維持したままで画(かく)が伸縮。文字のサイズ感を、より自然に、無段階に設定できます。
このうち、1から5まで整数値のサイズ感のみを限定的に再現した通常フォント「TOKアングル S1〜S5」も同梱。バリアブルフォント非対応の環境でも、5段階のサイズ感を表現できます。

画の伸縮に伴って文字の形も変化。文字によっては、一部の画だけが特に大きく変化することで、字の大きさに見合った勢いのあるデザインになります。

線が太らないから、緩急のある文字表現が自由自在
線が太らないサイズ感の変更が、大きなメリット。
1文字ずつ異なるサイズ感を設定して組み合わせることで、緩急のある文章を、自由に、自然に表現できます。

バリアブルフォントとは?
「バリアブルフォント」とは、Adobe・Apple・Google・Microsoftが共同で開発した新しいフォント規格。従来のOpenTypeフォントを拡張するような形で仕様が定義されており、その機能をフルに利用するためにはAdobeのCCシリーズなど対応アプリケーションが必要です。
※PowerPointやWordなどのバリアブルフォント非対応のアプリケーションでは、機能の一部のみを限定的に利用可能です。
従来のフォントとの違い
これまでの一般的なフォントでは、1つのフォントファイルで表現できるのは1つの書体の1つのスタイルのみ、というのが基本になっています(※)。例えば、ある書体の極細W1から極太W9までのすべてラインナップを利用したいのであれば、9つのフォントをインストールしなければなりません。
※例外的なものとして「TrueType Collectionフォント(*TTC)」があります。言わば1つのファイルの中に複数のフォントを詰め込んでまとめたようなもので、そのぶんファイルサイズも大きくなるという単純な形式です。
一方、新しく登場したバリアブルフォントでは、太さ違いのようなバリエーションを数学的に表現し、バリエーション間の差分をほぼ無段階に補間する機能も持っています。このように、バリアブルフォントで変化させることのできるパラメータのことを「軸」と呼びます。
フォントによっては、このような軸を複数持ち、「太さと扁平率」「太さと斜度」などのように多元的に掛け合わせた形を生み出せるものもあります。その代表例としては、Adobeの「百千鳥」が挙げられます。
バリアブルフォントのメリット
軽量化 - パフォーマンスの向上
前述のように、バリアブルフォントでは太さなどのバリエーションの違いを数学的に補間して表現できます。フォントによっては、こういったバリエーションの軸を複数保持し、多元的に掛け合わせることも実現しています。
そのため、従来のフォントで同等のバリエーションを表現するのに比べると、トータルとしてのデータ容量を圧倒的に抑えることが可能です。
アニメーションや動的表現の幅が広がる
バリアブルフォントでは、従来フォントに比べて遥かに緻密で多彩なバリエーション変化を実現できます。非常に多段階で滑らかなアニメーションが可能なため、モーショングラフィックやインタラクティブなUIデザインに活用できます。
バリアブルフォントの抱える課題
このように強力なバリアブルフォントですが、対応環境の充実という課題もあります。
バリアブルフォントは比較的新しい技術のため、古いブラウザやアプリケーションソフトで動作が不完全だったり、正しく使用できない場合があります。
例:Adobe製品の場合、Illustrator CC 2018以降・Photoshop CC 2018以降のバージョンから使用可能
バリアブルフォントの機能を手書き表現に活かした「アングル」
バリアブルフォントの代表的な軸は「太さ」ですが、他にも「扁平率」「傾き」「アール (角部の丸み)」「スワッシュ (欧文筆記体などの装飾の長さ)」などの軸を装備しているものがあります。
本製品「アングル」では、「Character size」という軸を持っています。この値を調整することにより画(かく)が伸縮し、ペンの太さを維持しながら字面のサイズ感を変えるという表現を表現しています。

アングルの使用例
アングルと他の書体の混植例




アングル (単体) の使用例



商用利用しやすい柔軟なライセンス
使い勝手の良い柔軟な使用許諾で、チラシやポスター、商品パッケージ、同人誌などの紙媒体だけでなく、Webサイト、ロゴデザイン、YouTube用の動画や動画広告、プロモーション用動画、アプリケーションなど、ビジネス・趣味を問わず幅広い用途でお使いいただけます。

印刷 | Web | ゲーム・アプリ | 映像 | ロゴ |
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◯ | ◯※1 | ◯※1 | ◯ | ◯※2 |
※1 | webサイト・アプリ等で、第三者がフォントデータを抽出・使用できる状態にすることは不可 |
※2 | 著作権登録・意匠登録・商標登録など知的財産権の登録は不可 |
「アングル」の仕様






- Mac&Win対応
- TrueTypeフォント (バリアブルフォント + 5段階限定の通常フォント5書体 同梱)
- 収録文字 437文字
ひらがな・カタカナ・アルファベット・数字・一部の記号
作った人:とくたろ について

作者からのコメント
「おもしろい!」「役に立つ!」と思ってもらえるようなフォントを楽しみながら作っていきたいと思っています。
王道な書体・フォントは、ベンダーを始め多くのスキルや才能ある方々が制作されているため、(自分のような凡人には入る隙がないので…)新しい技術を使ったフォント、ありそうで無かったフォントを意識して作るようにしています。そうやって制作しているうちに「らしさ」が出てくると期待しています。
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