サンセリフの基本的な知識と種類を交えてオススメ書体をご紹介
デザインポケットでは、およそ2万アイテムの欧文書体を取り揃えています。
欧文書体はデザイン上の単なる飾り、という時代はとっくに終わっており、今は海外に向けて日本の製品やサービスを発信する時代です。本特集ではデザイナーなら知っておきたい定番の欧文フォントの中から、特に人気の高い「サンセリフ体」に絞って、いわゆる古典的なサンセリフ体だけでなく、新しいものも交えて紹介します。
より分かりやすく、選ぶ・買うのに必要な情報もほどほどに端折りながら解説します。
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目次
サンセリフ体(Sans-serif typeface)とは?
“sans”はフランス語で「無い」の意味。つまりsans-serifは、セリフがサンなフォントのこと。
セリフ体・ローマン体 (serif typeface・roman typeface) とは違って、小説などの長文には向いていませんが、簡単な字形のため視認性が高く悪条件でも読みやすい特徴を持っています。
サンセリフ体の歴史
19世紀前半にポスターやチラシなど商業目的の見出し用の活字として登場、フォントの中では若手の部類です。その当時を代表するのはアクチデンツグロテスク (Akzidenz Grotesk) やフランクリンゴシック (Franklin Gothic)。
20世紀になるとGill Sans、Futura、Helvetica、Universなど近年でも良く使われるサンセリフ体が数多く登場し一般的に使用されるようになりました。
グロテスク (Grotesk)、Gothic (ゴシック) と呼ばれていたこともありますが、「Gothic」はヨーロッパではブラックレター (Blackletter) を指すため、現在はサンセリフ (Sans-serif) に統一されています。
サンセリフ体の使用シーン
サンセリフ体はセリフ体と比べ字形が単純なため悪条件下でも読みやすいと言われています。
小さい文字や遠くからでも、また移動しながらでも瞬時に認識できるため、新聞や辞書の見出し、マニュアル、道路標識などに多く用いられています。
強い個性を感じさせない書体が多く、信頼感、正確さ、公式な感じが備わっているため、ロゴタイプとしても重宝されます。
サンセリフ体の分類
サンセリフ体はグロテスク、リアリスト、ヒューマニスト、ジオメトリックに分類されます。
1.グロテスク・サンセリフ
最も歴史が古く、直線的で武骨な、どこか荒っぽいイメージの最初期のサンセリフ体。
FranklinGothic、DIN、Eurostileなど。
2.リアリスト・サンセリフ
ネオ・グロテスク、トランジショナルともいわれる、グロテスク体よりもスマートで視認性が高く洗練されたサンセリフ体。
Helvetica、Arial、Universなど。
3.ヒューマニスト・サンセリフ
リアリスト体よりも曲線が強調され温かみのあるデザインで女性らしいイメージを持つものが多いサンセリフ体。
Gill Sans、Frutiger、Optimaなど。
4.ジオメトリック・サンセリフ
直線や円弧など幾何学的な字形、クリエイティブな印象を持つものが多くロゴタイプとしても重宝されるサンセリフ体。
Avenir、Futura、Kabelなど。
ウェイトや字幅などのバリエーション
欧文書体には、標準書体をベースにウェイト(太さ)、字幅、スタイルなどの様々なバリエーションを付けたフォントファミリーで構成されたものが多く存在します。
ウェイトと字幅
ウェイト(太さ)は、標準書体がミディアム(Medium)でより細い書体をライト(Light)、より太い書体はボールド(Bold)。Ultra Light、Extra Light、Light、Medium、Demi Bold、Bold、Extra Bold、Heavy、Black、Ultraの順に太いのが一般的。
標準書体は、ローマン(Roman)、レギュラー(Regular)、ノーマル(Normal)、ブック(Book)と呼ばれる場合もありますし、これらがすべて存在する場合もあります。
字幅は、標準の字幅のがスタンダード(standard)もしくはベーシック(basic)、より字幅を狭め大きな見出しなどに使われるコンデンスト(condensed)、字幅を広げ見出し用を意図して作られたエキスパンデット(expanded)。字幅が異なる書体を一行に混在させるのはNGです。
斜体(イタリックとオブリーク)
正体である標準書体(ローマン体)と、その文字を斜めにデザインしたイタリック(Italic)、オブリーク(Oblique)。
活字時代では、ただ傾けたものをオブリークと呼び、筆記体風デザインのイタリックと呼んでいました。デジタル書体の時代に入りただ傾けたものをオブリーク、傾けた最適な字形にデザインしなおしたものをイタリックと呼ぶようになりました。
長い文書の中で強調したい言葉や外来語など目立たせるのが主な役割です。
スモールキャップス
大文字をほぼ小文字のXハイト(上下に飛び出すことのないXの高さ)に小さくした書体をスモールキャップス(Small caps)と呼びます。
明確な決まりはありませんが、文章の導入部や団体名の頭文字を取った略称(WHOなど)、西暦のBCやADなど大文字が連続するときに使用されます。
スモールキャップスはただ縮小しているわけではなく、太さが合うように、また字形もやや広めに作られています。
オールドスタイル数字
文字の高さが揃っている標準的なライニング数字に対して、小文字となじむデザインにしたのがオールドスタイル数字です。
オールドスタイル数字は特に長文で使用されますが、大文字と小文字を組んだ単語の次に年号が入る時にも使用されることが多いです。
文字数の種類
書体がどこまでの言語をサポートしているか、フォントベンダー・Monotype社の文字セット分類をまとめました。あくまでMonotypeの例ですのでフォントメーカーによっては当てはまらない場合もありますのでご注意ください。
基本的なアルファベットの使用ということであればSTD,PROで十分に間に合います。
STD
英語、フランス語、ドイツ語などの主要な21の西欧言語をサポート。
[ラテン文字]:
アイスランド、アイルランド、アフリカーンス、イタリア、インドネシア、英語、オランダ、カタロニア、ゲール(アイルランド、スコットランド)、サーミ(南部)、スウェーデン、スペイン、スワヒリ、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、バスク、フィンランド、フランス、ブルトン、ポルトガル
PRO
STDの主要西欧言語に加え、トルコ語やハンガリー語、チェコ語、スロベニア語など中央ヨーロッパの33の言語をサポート。
[ラテン文字]:
アイスランド、アイルランド、アフリカーンス、イタリア、インドネシア、英語、エストニア、オランダ、カタロニア、クロアチア、ゲール(アイルランド、スコットランド)、サーミ(南部)、スウェーデン、スペイン、スロバキア、スロベニア、スワヒリ、セルビア、チェコ、デンマーク、ドイツ、トルコ、ノルウェー、バスク、ハンガリー、フィンランド、フランス、ブルトン、ポーランド、ポルトガル、ラトビア、リトアニア、ルーマニア
COM
主要西欧言語に加え、さらにマイナーな北欧・東欧圏の言語を含む56以上の言語をサポート。
[ラテン文字]:
アイスランド、アイルランド、アフリカーンス、アルバニア、イタリア、インドネシア、英語、エストニア、オランダ、ガガウズ(ラテン文字)、カタロニア、ガリシア、カレリア、クロアチア、ゲール(アイルランド、スコットランド)、コーンウォール、サーミ(南部)、スウェーデン、スペイン、スロバキア、スロベニア、スワヒリ、セルビア、ソルブ、チェコ、デンマーク、ドイツ、トルクメン(ラテン文字)、トルコ、ノルウェー、バスク、ハンガリー、フィンランド、フェロー、フランス、フリウ、ブルトン、ポーランド、ボスニア、ポルトガル、マルタ、モルドバ(ラテン文字)、ラディン、ラトビア、リトアニア、ルーマニア、レト・ロマンス群
WGL・W1G=Paneuropean (PE)
ほぼ全てのヨーロッパ言語を意味するPaneuropeanのキーワードと同じ定義で、ギリシャ文字やキリル文字を含む89の言語をサポート。
[ラテン文字]:
アイスランド、アイルランド、アストゥリアス、アフリカーンス、アルーマニア、アルザス、アルバニア、イタリア、インドネシア、ウェールズ、ヴェプス、ウォロフ、英語、エストニア、エスペラント、オック、オランダ、ガガウズ(ラテン文字)、カタロニア、ガリシア、カレリア、グリーンランド、クロアチア、ゲール、コーンウォール、コルシカ、サーミ(南部)、サーミ(北部)、サーミ(ルレ)、ズールー、スウェーデン、スペイン、スロバキア、スロベニア、スワヒリ、セブアノ、セルビア、ソルブ、チェコ、チェワ、デンマーク、ドイツ、トルクメン(ラテン文字)、トルコ、ノルウェー、バスク、ハンガリー、フィリピン、フィンランド、フェロー、フランス、フリウリ、フリジア、ブルトン、ポーランド、ボスニア、ポルトガル、マルタ、モルドバ(ラテン文字)、ラディン、ラテン、ラトビア、リトアニア、ルーマニア、ルバ、レト・ロマンス群
[キリル文字]:
アヴァル、アグール、イングーシ、ウクライナ、エルジャ、オセット、ガガウズ、カラチャイ、コミ、コミ・ペルミャク、セルビア、チェチェン、ツンドラ・ネネツ、バルカル、フバルシ、ブルガリア、ベラルーシ、マケドニア、モルドバ、ルトゥル、レズギ、ロシア
[ギリシャ文字]:
ギリシャ
W2G
W1Gに加え、ベトナム語やヘブライ語を含む93の言語をサポート。
[ラテン文字]:
アイスランド、アイルランド、アストゥリアス、アゼルバイジャン、アフリカーンス、アルーマニア、アルザス、アルバニア、イタリア、インドネシア、ウェールズ、ヴェプス、ウォロフ、英語、エストニア、エスペラント、オック、オランダ、ガガウズ(ラテン文字)、カザフ、カタロニア、ガリシア、カレリア、グリーンランド、クロアチア、ゲール、コーンウォール、コルシカ、サーミ(南部)、サーミ(北部)、サーミ(ルレ)、ズールー、スウェーデン、スペイン、スロバキア、スロベニア、スワヒリ、セブアノ、セルビア、ソルブ、チェコ、チェワ、デンマーク、ドイツ、トルクメン(ラテン文字)、トルコ、ノルウェー、バスク、ハンガリー、フィリピン、フィンランド、フェロー、フランス、フリウリ、フリジア、ブルトン、ベトナム、ポーランド、ボスニア、ポルトガル、マルタ、モルドバ(ラテン文字)、ラディン、ラテン、ラトビア、リトアニア、ルーマニア、ルバ、レト・ロマンス群
[キリル文字]:
アヴァル、アグール、アゼルバイジャン、イングーシ、ウクライナ、エルジャ、オセット、ガガウズ、カザフ、カラチャイ、コミ、コミ・ペルミャク、セルビア、チェチェン、ツンドラ・ネネツ、バルカル、フバルシ、ブルガリア、ベラルーシ、マケドニア、モルドバ、ルトゥル、レズギ、ロシア
[ギリシャ文字]:
ギリシャ
[ヘブライ文字]:
ヘブライ
World
ラテン語、ギリシャ語、キリル語、グルジア語、アルメニア語、ヘブライ語、アラビア語、タイ語、ベトナム語を含む150以上の言語をサポート
その他
Arabic:アラビア語、Cyrillic:キリル文字、Georgian:グルシア語、Central European (CE):中央ヨーロッパなど、これ以外にも多数あります。
おすすめのサンセリフ体
デザイナーなら知っておきたい定番の欧文フォントの中から、特に人気の高い「サンセリフ体」に絞って、いわゆる古典的なサンセリフ体だけでなく、新しいものも交えて紹介します。
1.グロテスク・サンセリフ (Grotesque Sans-Serif)
最も歴史が古く、直線的で武骨な、どこか荒っぽいイメージの最初期のサンセリフ体。
1-1.ITC Franklin Gothic™ フランクリン・ゴシック
古風で粗削りな男らしいサンセリフ。まだサンセリフが洗練されていない初期の雰囲気と骨格で力強さを表現するのに相応しい書体。
1-2.ITC Franklin Gothic™ LT フランクリン・ゴシック エルティー
ファミリーの拡張を行った改訂版。
1-3.DIN Next™ ディン・ネクスト
DINとは「ドイツ工業規格」の略称で、道路標識や注意書きに使用されるサンセリフ。クールな感じを演出する際にも重宝されます。
1-4.DIN 1451 ディン1451
DIN研究所が最初に作ったDIN。
1-5.FF DIN® エフエフディン
ファミリーの拡張を行った改訂版。
1-6.Trade Gothic™ トレードゴシック
ジャクソンバークによる最初のサンセリフ体で、非常にシンプルなデザインが特徴。これといった癖もなく読みやすいため幅広く利用されています。
1-7.Trade Gothic™ Next トレードゴシックネクスト
デザインの改善を行った改訂版。
1-8.Eurostile® ユーロスタイル
無機的でSFっぽい未来的・近代的なデザインで60~70年代にかけて流行したサンセリフ体。見出し用として人気の高い書体です。
1-9.Eurostile® LT ユーロスタイルエルティー
ファミリーの拡張を行った改訂版。
1-10.Eurostile® Next ユーロスタイルネクスト
デザインの改善を行った改訂版。
2.リアリスト・サンセリフ (Realist Sans-Serif)
ネオ・グロテスク、トランジショナルともいわれる、グロテスク体よりもスマートで視認性が高く洗練されたサンセリフ体。
2-1.Helvetica® ヘルベチカ
スイスのラテン名Helvetiaにちなんだ書体名。多数のロゴに採用される汎用的なサンセリフ体で、グロテスクの粗削りな感じをとどめるデザイン。
2-2.Neue Helvetica® ノイエヘルベチカ
ウェイト間のばらつきを無くすなどを行った改訂版。
2-3.Helvetica® Now ヘルベチカナウ
現代的な使い方に合うようにデザインを見直した最新作。
2-4.Neue Haas Grotesk™ ノイエハースグロテスク
ドイツのAkzidenz-Groteskを元に作られたスイスのハース社が制作したサンセリフ体で、Helveticaの元となったと言われています。
2-5.Neue Haas Unica™ ノイエハースユニカ
Haas Unicaを日本人デザイナー大曲都市氏がリニューアルしたもの。Universの心とHelveticaの魂と評されるサンセリフ体です。
2-6.Univers® ユニバース
Helveticaに比べて洗練された仕上がり、書体設計の段階でファミリー展開を考えてシステムとしてデザインされた近代的なサンセリフ体。
2-7.Univers® Next ユニバースネクスト
Frutigerによってリデザインされた改訂版。
2-8.Arial® エイリアル
曲線が柔らかくややヒューマニストサンセリフの特徴を含んだサンセリフ体。幅広い用途に適しておりHelveticaともよく似ています。
2-9.Arial® Nova エイリアルノバ
デザインの改善を行った改訂版。
2-10.VAG Rounded™ ファウアーゲーラウンディッド
VolkswagenのCI用フォントとしても1979年に設計されたサンセリフ。丸みのあるストロークの終端が特徴です。
2-11.VAG Rounded™ Next ファウアーゲーラウンディッドネクスト
ファミリーの拡張を行った改訂版。
2-12.Bebas Neue Pro ビーバスノイエ
飾りの少ないシンプルなデザインのサンセリフ体。世界中で利用されているフリーフォントBebas Neueに小文字やイタリック体を加えました。
2-13.ITC Conduit® コンジット
コンジット(排水管)をイメージしてグリッドで作成された、DINにもよく似た狭く、非常に読みやすいサンセリフ体。
3.ヒューマニスト・サンセリフ (Humanist Sans-Serif)
リアリスト体よりも曲線が強調され温かみのあるデザインで女性らしいイメージを持つものが多いサンセリフ体。
3-1.Frutiger® フルティガー
空港のサイン用に制作されたサンセリフ体。機械的なデザインの多かったサンセリフに人間的なバランスを取り入れた当時としては画期的な書体。
3-2.Frutiger® Next フルティガーネクスト
デザインの改善を行った改訂版。
3-3.Neue Frutiger® ノイエフルティガー
ファミリーの拡張を行った改訂版。
3-4.Neue Frutiger® World ノイエフルティガー ワールド
さらに対応言語を拡張した改訂版。
3-5.Myriad® ミリアド
初代iPadのロゴにも使用されるなどちょっと前のapple社が使用していたサンセリフ体。Frutigerとよく似たデザインです。
3-6.Gill Sans® ギルサンズ
堂々とした古典的な骨格、イギリス風ですがフランスでも良く使用されるサンセリフ体。
3-7.Gill Sans® Nova ギルサンズノバ
デザインの改善とファミリーの拡張を行った改訂版。
3-8.Optima® オプティマ
古典的なプロポーションのサンセリフ体。繊細さや優雅さを表現するときに使用され、見出しや短文に向いています。
3-9.Optima® nova オプティマノバ
古典的なプロポーションのサンセリフ体。繊細さや優雅さを表現するときに使用され、見出しや短文に向いています。
3-10.Plate Gothic™ プレートゴシック
20世紀初頭の洗練された彫刻印刷のような外観を持つ書体として制作された彫刻印刷の魅力とカリスマ性を兼ね備えた書体です。
3-11.Sackers Gothic™ サッカーズゴシック
Plate Gothicからセリフを取ったサンセリフ体。もとは文房具や名刺の為につくられ洗練された雰囲気を持っています。
3-12.Neo® Sans ネオサンズ
Plate 中立でなくても読みやすく、うるさくなくて微妙で、気を散らすことなく表現力豊か、というコンセプトで制作されたサンセリフ体。
3-13.Peignot® ペイニョ
Plate ポスターで有名なカッサンドル作の個性的なデザインの縦画と横画のコントラストのあるサンセリフ。書体名は発売元のフランスの活字会社に由来。
3-14.FF Dax® ダックス
Plate ヒューマニストの構造的なデザインとグロテスクのクリアでニュートラルなデザインを組合わせた丸みとストローク幅が特徴的なサンセリフ体。
3-15.FF Meta® メタ
Plate ややゴツゴツとした荒っぽい感じのサンセリフ体。字幅が狭く見出しや短文、看板サインでの使用に適しています。
3-16.FF Unit® ユニット
Plate FF Metaの姉妹フォントでより大人の、控えめでニュートラルな感じのサンセリフ体。Metaと一緒に使用すると魅力的な表現が可能です。
4.ジオメトリック・サンセリフ (Geometric Sans-Serif)
直線や円弧など幾何学的な字形、クリエイティブな印象を持つものが多くロゴタイプとしても重宝されるサンセリフ体。
4-1.Futura® フツラ
ラテン語で「未来」を意味する1927年に発売されたサンセリフ。近代的、幾何学的なデザインで歴史関係に良く使用される書体です。
4-2.Avenir® アベニール
洗練、近代的、幾何学的な字形の中に人間味も感じるサンセリフ体。Avenirはフランス語で「未来」を意味し、同じく未来を意味するFuturaを意識して制作されました。
4-3.Avenir® Next アベニールネクスト
デザインの改善とファミリーの拡張を行った改訂版。
4-4.ITC Avant Garde Gothic® アバンギャルドゴシック
1970年にハーブ・ルバリンが作った画期的な見出し書体で、Oがほぼ正円で明るく現代的な印象を演出できます。
4-5.Century Gothic™ センチュリーゴシック
Twentieth Centuryをリデザインしたジオメトリックサンセリフ。Avant Garde Gothicともよく似ており現代的な印象の書体です。
4-6.Harmonia Sans™ ハルモニアサンズ
FuturaやAvant GardeGothicなどのクラシックな書体を分析し制作した調和のとれた幾何学的なサンセリフ体。
4-7.Kabel® カーベル
古代ローマの石碑に刻まれた文字を参考に幾何学的なデザインで構成、さらにアールデコの要素を吹き込んだジオメトリックサンセリフ。
4-8.ITC Kabel® カーベル
デザインの改善とファミリーの拡張を行った改訂版。
4-9.Neue Kabel® ノイエカーベル
デザインの改善とファミリーの拡張を行った改訂版。