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日本タイポグラフィ年鑑に入選を重ねる高評価ブランド「REN FONT」
日本タイポグラフィ協会主催「年鑑」に入選を重ねる高評価ブランド「REN FONT」。コンセプトは「文字で音楽を表現する」。作曲家志望からデザインの道に専念したタイプデザイナー・金井和夫が創り出すフォント。
日本タイポグラフィ協会「年鑑2001」タイプフェイス部門で「勢蓮明朝M」初入選。「年鑑2003」で「松葉-Light」入選。「年鑑2004」で「奔行-Regular」入選。「年鑑2005」で「和音 9 Weights Family」入選と、3年連続4度の受賞を果たしています。
目次
オススメの使い方
ラインナップ
和音Pro (L/R/M/DB/B/EB/H/EH/U)
2005年度特定非営利活動法人日本タイポグラフィ協会により開催された「日本タイポグラフィ年鑑2005」コンテストの書体部門入選作「和音」を源流とし、制作されています。漢字、平仮名、片仮名、欧文、記号類、用途字種、数字の各字種のそれぞれに音楽的特徴をもたせ設計、それぞれがもつ特徴が見事に調和する、制作期間2年以上の全てを注ぎ込んだタイプデザイナー金井和夫渾身の労作です。
この書体は、最細ウェイト「L (ライト)」から最太ウェイト「U (ウルトラ)」に至るまで、合計9ウェイトを数学的アプローチで中間生成するという試みのもと、制作されたものです。
まさに「和音=ハーモニー」の名にふさわしい仕上がりとなっています。ぜひ、さまざまなシーンでご利用ください。
骨格の特徴
ほとんどの文字のどこか1か所が切れて離れたデザインになっており、スタッカートのようなアクセント豊かな効果が生まれます。
また、終筆の跳ねをなくして緩やかな曲線にしました。これは、指揮者が振り下ろし振り上げるタクトの軌跡を表現しています。すべての文字に伸びやかさとおおらかさを与え、組まれた文章に音楽的な彩りや楽しさをもたらします。
文章の約70パーセントを占めるといわれる仮名。作品の雰囲気を決める重要要素といって過言ではありません。
音楽に欠かせないリズムを表現するために、終筆をあえて中途半端な長さに終わらせて不安定にし、和音と相反する「不協和音」を表現し、動きを与えました。まるで音符のように機能し、オペレッタのような、可愛らしく軽やかなメロディが奏でられていきます。
「和音」の基本コンセプトである「文字で音楽を表現する」を、最も端的に文字通りに「表現」しているのがこの従属欧文です。形状は、五線譜に踊る音符がモチーフになっています。とくに「d」「p」は四分音符そのものです。
サンセリフ書体は、一般的にエクスハイトが高めにデザインされています。それにより一文字ひともじが大きめになり、セリフ書体と比べて、現代的な雰囲気が強くなります。「和音」は、さらにエクスハイトを高めにし、大文字と小文字の差があまりありません。また、小文字のふところをより広めにデザインすることで、楽しさ愛らしさを表現しました。
集合体としての濃度ムラ
一文字一文字の美しさは言うまでもないことですが、組版を行ったとき (集合体) に濃度ムラがなく、均一であることは重要なデザイン要素。しかし、画数の極端に異なる漢字を並べた時、一定の濃度に保つことは至難の業です。
左の組見本はJIS第一水準漢字約3,000文字を和音Pro Lですき間なく敷き詰めたものですが、ほとんどムラがないのが特徴です。
制作段階では、この状態を実際に作りだして何10回も太さの微調整をくり返し、濃度のムラを最低限に抑えました。
他社仮名書体との共存を図る多ウェイト展開
和音は、デザイン書体でありながら極端にフォルムを崩さず、どちらかというと現代的ゴシック書体に近い形状になっています。また、デザイン書体には珍しい9つものウェイトを持っています。その多ウェイト化した理由のひとつに、既存の他社仮名書体との「共存」があります。
仮名フォントの中には優れたものが多く存在しますが、漢字がなくて不自由な思いをしているデザイナーさんもいらっしゃるはず。和音は個性を抑えている分、どんなウェイトの仮名フォントにも合う対応力をもっています。
これは、漢字の揃った総合書体と合成する「仮名書体の本来的役割」を、「漢字」に与えたまさに逆転の発想。もちろん、オリジナルの仮名部分にも絶対の自信をもっています。まさにオールマイティなデザイン書体なのです。
組み見本 & ウェイト見本
収録文字 : 約15,000文字
はっぴかな (M/B/H)
明朝体とかすかに隷書の名残り、楽しさ溢れる愉快な文字。
法被(はっぴ)が上下左右に揺れるさまを表現。「ハッピー」にも係っています。
とにかく"まとも"な文字は一文字もありません。イメージは岸和田だんじり!?暴れまくっているので、動きのあるデザインには最適です。使いかたは、皆さん次第、適合する漢字も皆さん次第です。自由な発想を期待しています。
デザイン書体のかな文字はおしなべて形状が極端なので、普通のベタ組みではバランスがとりにくい傾向があります。「はっぴ」はまさにその極地。そこで「はっぴ」は、縦組み・横組みのすべての文字にペアカーニングをほどこしました。ですので、メトリクス処理をするだけで、バランスのとれた組みが得られます。
余韻かな (L/R/M/DB/B)
心地よい余韻を残してくれる味わい深い書体。
タイプデザイナー金井和夫の普段使いの文字をベースとした、明朝・行書の複雑なフォルムイメージを持っています。L (ライト)、R (レギュラー)、M (ミディアム)、DB (デミボールド)、B (ボールド) の合計5ウェイトで構成されています。
オールドなイメージを残しつつも、その概念にとらわれず大仮名に設計してあるので、近代的な組版にも対応するマルチな性格を備えています。特徴が強いので長文には向きませんが、短い本文組みや、ちょっとした見出しに使ってみてください。躍動感に満ちた、訴求力のある紙面になるはずです。縦組み、横組みともプロポーショナル加工を加えました。また、ペアカーニングも緻密にほどこしてあります。
ほんまるかな (EL/L/R/M/DB/B/EB/H/U)
伸びやかな切れ味の中に優しさ・優美さを包含した不思議な書体。
タイプデザイナー金井和夫の普段使いの文字をベースとしてデザインされたものです。やや左上に重心がある独特のフォルム。その危うさゆえに不思議なリズムを持っています。
丸ゴシックはもともとPOP寄りの柔らかなたたずまいをしており、デザイン書体との相性がよい書体。「ほんまる」は既存の他社丸ゴシックと組み合わせても違和感なく溶け込み、あたたかな雰囲気を醸し出します。
デザイン書体のかな文字はおしなべて形状が極端なので、普通のベタ組みではバランスがとりにくい傾向があります。そこで「ほんまる」は、縦組み・横組みのすべての文字にペアカーニングをほどこし、メトリクス処理をするだけでバランスのとれた組みが得られます。
ほんまるかなファミリーの各書体は、特徴が強いので、長文には向きませんが、短い本文組みや、ちょっとした見出しに使ってみてください。躍動感に満ちた、訴求力のある紙面になるはずです。
靜明朝小かな (L/R/M/DB/B)
小説などの長文に適した素直なフォルムの書体。縦書きに適した設計の「小かな」。
「小説などの長文を組んでもらいたい」とのコンセプトをもとに開発しました。読みやすさを重視しクセを極力なくしたフォルムになっており、特に縦組みに適しています。そのフォルムは、のびやかでなめらか。先端はすべて丸く処理しました。また、「か・な・ね」などの収筆は跳ねずに止めてあります。一文字ひともじの独立性を大切にしました。伝統書体を踏襲したフォルムですが、復刻版ではなく、現代にマッチするシャープな雰囲気も同時に持たせました。
縦組み、横組みともプロポーショナル加工を加えました。また、ペアカーニングも緻密にほどこしてあります。
靜明朝大かな (L/R/M/DB/B)
小説などの長文に適した素直なフォルムの書体。横書きに適した設計の「大かな」。
「小説などの長文を組んでもらいたい」とのコンセプトをもとに開発しました。読みやすさを重視しクセを極力なくしたフォルムになっており、特に横組みに適しています。そのフォルムは、のびやかでなめらか。先端はすべて丸く処理しました。また、「か・な・ね」などの収筆は跳ねずに止めてあります。一文字ひともじの独立性を大切にしました。伝統書体を踏襲したフォルムですが、復刻版ではなく、現代にマッチするシャープな雰囲気も同時に持たせました。
縦組み、横組みともプロポーショナル加工を加えました。また、ペアカーニングも緻密にほどこしてあります。
靜呉竹かな (UL/EL/L/R/M/DB/B/EB/H/U)
読むことに専念してもらうために、特徴を極力抑え没個性を追求した書体。
読むことに専念してもらうために開発しました。書体に特徴を盛りこんでしまうと、読むことの妨げになることがあります。この書体は、それを避けることに主眼を置きました。究極の"没個性"を追求しました。
ちょっとかしこまった普段使いの手書き文字をフォントにしました。勢いのある「勢蓮」とは何もかも対照的な控えめな書体。ゆえに「靜 (しずか) 呉竹 (ゴシック)」と名づけました。
「跳ね」「連綿」を極力抑えました。起筆部のアクセント (セリフ) もなくしています。一画ずつ静かに、そして、ていねいな手書きにこだわりつつ、美しい伝統的書体寄りのフォルムに仕上げました。
本文組に使ってみてください。ほんわかとした、あたたかく読みやすい文章になるはずです。縦組み、横組みともにプロポーショナル加工を加えています。また、横組みに限り (欧文も) ペアカーニングもほどこしました。
清明かな (R/M/B)
伸びやかな切れ味の中に優しさ・優美さを包含した不思議な書体。
タイプデザイナー金井和夫氏の普段使いの文字をベースとした、明朝・行書・楷書の複雑なフォルムイメージを持っています。R (レギュラー)、M (ミディアム)、B (ボールド) の、合計3ウェイトで構成されています。
クリエイティブワークに「躍動感と訴求力を表現する」一助にと開発しました。和文フォントは、正方形の中に押し込めることにより、伸びやかさがなくなる傾向があります。この書体は必ずしも正方形にとらわれない自由な発想で作られています。
また、オールドなイメージを残しつつも、その概念にとらわれず大仮名に設計してあるので、近代的な組版にも対応するマルチな性格を備えています。特徴が強いので、長文には向きませんが、短い本文組みや、ちょっとした見出しに使ってみてください。躍動感に満ちた、訴求力のある紙面になるはずです。縦組み、横組みともプロポーショナル加工を加えました。また、ペアカーニングもほどこしてあります。
奔行かなStd-L (single weight)
美しいかな書体に、優美な変体かなをコラボレーション。
奔行かなStd-Lは、2004年度特定非営利活動法人日本タイポグラフィ協会により開催された「日本タイポグラフィ年鑑2004」コンテストの書体部門入選作「勢蓮奔行-L」を源流とし、制作されています。
平仮名、片仮名、欧文、記号類、変体仮名の各字種を収録し、楷書から行書へ崩す書法の中間レベルの筆致を全文字で維持することで、書の奔放さを表現しました。
また、変体仮名部位は、ひらがな各文字に対する異体字として容易に呼び出すことができます。この変体仮名は現代ひらがなと違和感の少ない整形を施しており、新旧かなの混在ができる、いままでにない独創的な書体となっています。
- 奔行かなStd-Lには拗音・促音・濁音および「ん」以外の全ての各現代仮名の「音」に対応した変体仮名が320文字追加収録されています。
これら変体仮名の入力には、Adobe InDesign CS1.0以降、Adobe Illustrator CS1.0以降など異体字対応アプリケーションが必要です。 - Microsoft Office等のオフィスアプリケーションで奔行かなのご利用をいただけるよう、新規フォント「奔行かなMini-L」を同梱しています。
これは、オフィスアプリケーションで利用できない奔行かな内の変体仮名を削除し、通常の仮名フォントとしてのみの状態にミニマイズしたものです。
松葉かなStd-L (single weight)
一風変わった、というより相当に独特なかな書体。
松葉かな-Lは、2003年度特定非営利活動法人日本タイポグラフィ協会により開催された「日本タイポグラフィ年鑑2003」コンテストの書体部門入選作「松葉-L」を源流とし、制作されています。
この書体は、当社タイプデザイナー金井和夫が、新書体思案中、筆ペンの持ちかたを試行錯誤しているときに、筆ペンの弾力を利用した特殊な書法にたどり着き、一気に書き上げた遊び心あふれる作品。形状が松の葉に似ていることから「松葉」と名づけました。
ごつごつした一風変わった形状の中にも、作者の、和の美しさに対するこだわりが吹き込まれた、他の書体にない味わいを持った書体になっています。
勢蓮明朝仮名Classic (EL/L/R/M/DB/B/H/U)
相反する、勢いと優美さを融合した手書き風かな明朝。
勢蓮明朝仮名Classicファミリーの各書体は、2001年度特定非営利活動法人日本タイポグラフィ協会により開催された「日本タイポグラフィ年鑑2001」コンテストの書体部門入選作「勢蓮明朝-M」をブラッシュアップし、多ウェイト化の上、付属欧文・約物・記号類を追加したものです。
この書体は、当社タイプデザイナー金井和夫の普段使いの文字をベースとした、明朝・行書・楷書の複雑なフォルムイメージを持っています。最細ウェイト「L (ライト)」から最太ウェイト「U (ウルトラ)」までの、合計8ウェイトで構成されています。また、オールドなイメージを残しつつも、その概念にとらわれず大仮名に設計してあるので、近代的な組版にも対応するマルチな性格を備えています。
筆致に勢いがあり、その勢いを活かしながら流麗にリズムを刻むプロポーション。見出し書体として十分なインパクトを与えることができるほか、本文書体としても利用が可能なそのフォルムは、可読性に優れつつ、組を行ったときに版面に独特な勢いと優雅さを与えます。
勢蓮呉竹仮名Classic (EL/L/R/M/DB/B/H/EH/U)
ゴシックでありながら和の情緒、清潔さを合わせ持つ。
勢蓮呉竹仮名Classicファミリーの各書体は、2001年度特定非営利活動法人日本タイポグラフィ協会により開催された「日本タイポグラフィ年鑑2001」コンテストの書体部門入選作「勢蓮明朝-M」をブラッシュアップした骨格にゴシックの特徴を加えて、多ウェイト化したものです。
この書体は、当社タイプデザイナー金井和夫の普段使いの文字をベースとした、明朝・行書・楷書の複雑なフォルムイメージを持っています。最細ウェイト「L (ライト)」から最太ウェイト「U (ウルトラ)」までの、合計9ウェイトで構成されています。また、オールドなイメージを残しつつも、その概念にとらわれず大仮名に設計してあるので、近代的な組版にも対応するマルチな性格を備えています。
ゴシックでありながら和の雰囲気、清潔さを兼ね備えています。文字の幅・高さを一定にするデジタルフォントの流れに逆らい、敢えて不揃いにすることで、組にリズムと軽やかさを表現します。細めのウェイトでは華奢さを、太めのウェイトでは大胆さを与えます。そして、全ウェイトに共通する文字の流れの流麗さが高級感を演出します。
勢蓮明朝仮名Old-M (single weight)
手書きの素朴さをそのままに。優しさ溢れるかな明朝。
勢蓮明朝仮名Old-Mは、2001年度特定非営利活動法人日本タイポグラフィ協会により開催された「日本タイポグラフィ年鑑2001」コンテストの書体部門入選作「勢蓮明朝-M」をブラッシュアップし、付属欧文・約物・記号類を追加したものです。
この書体は、当社タイプデザイナー金井和夫の普段使いの文字をベースとしています。フォントフォルムは明朝・行書・楷書のイメージをもち、オールドなイメージを残しつつ、大仮名に設計したことにより近代的な組版にも対応できます。
筆致に勢いがあり、流麗にリズムを刻むプロポーションを持っており、見出し書体として十分なインパクトを与えることができます。また、本文書体としても作品の印象度を高めるその鮮烈なフォルムは、可読性にも優れており、組を行ったときに版面に勢いと優雅さを与えます。
REN FONT 使用許諾
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※1 | 画像であれば許諾 |
※2 | 条件により別途契約 (別途PDFに詳細:内容に関する問い合わせに対し送付) が必要 |
※3 | 商標登録なし:許諾 商標登録あり:条件つき許諾 (ロゴマーク・ロゴタイプ以外への二次創作転用は許諾不可、書体としての登録〈タイプフェイスおよびプログラムの独占使用〉は不可) |