
1,000円~、とにかく目立つ太めな日本語フォントを厳選しました【2024年版】
太めのフォントは、その力強さと視認性の高さから、広告、ポスター、見出しなどで広く愛用されています。特に視覚的なインパクトが強く、重要なメッセージやタイトルに注目を集める効果があります。そのため、情報を効果的に伝えるデザインにおいて欠かせない要素となっています。本記事では、太めのフォントの魅力やメリット、そしてデザインに役立つ豆知識について詳しくご紹介します。
フォントの「太さ」に関する基本情報
フォントの一画一画の太さの違いは、デザインにおける重要な要素の一つとなっています。用途に応じた適切な太さのフォントを選ぶことでデザインの幅が広がり、より効果的なビジュアルコミュニケーションを実現できます。
特に、今回ご紹介する「太めなフォント」は印象が力強く、遠くから見ても目立つため広告やプレゼンの見出しなどに多用されます。
フォントの「太さ」=「ウェイト」
フォントの太さの違いを表すための用語として、「ウェイト (Weight)」という言葉がよく用いられます。基本となる骨格や輪郭のテイストが同一で、一画一画の太さが異なる一連のフォントを「ウェイトファミリー」と呼びます。


このようなウェイトファミリーは、とりわけゴシック体・明朝体といった本文系の書体で充実しています。また、一部のデザイン書体や、少数ながら手書き系・毛筆系の書体でもウェイト違いの製品が用意されていることがあります。
ウェイトの表記方式
前述の「ヒラギノ角ゴシック」のように、太さが増すにつれて W1, W2, …と数字を増やす表記は、近年の日本語フォント製品でしばしば見られるようになってきた方式です。
一方、長く伝統的に用いられ、現在でも主流となっている方式として、「L (Light)・M (Medium)・B (Bold)」など太さ・重さを連想させる英単語を用いた表記があります。さらに、例えば「細楷書体」「中ゴシック体」「太教科書体」といったように、L・M・B などに対応する和名を組み合わせた製品もあります。
これらのウェイト表記は、一般的な慣例としては以下のようにまとめることができます。
W値 | ISO表記 (略号) | 参考和訳 | ISO以外の慣例的な表記 |
---|---|---|---|
W1 | Ultra light (UL) | 極細 | |
W2 | Extra light (EL) | 特細 | Thin (T, TH) |
W3 | Light (L) | 細 | |
W4 | Semi light (SL) | 中細 | Regular (R) |
W5 | Medium (M) | 中 | |
W6 | Semi bold (SB) | 中太 | Demi bold (DB, 単にD) |
W7 | Bold (B) | 太 | |
W8 | Extra bold (EB) | 特太 | (単に E), Heavy (H) |
W9 | Ultra bold (UB) | 極太 | (単に U), Black (BK) |
※ウェイト表記は各メーカーやフォント制作者の意図に基づいて任意に命名されています。そのため、上記の表記・階層・上下関係が当てはまらない製品も数多く存在します。
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