FGP明治教科書明朝は、作者である大谷秀映氏が、百年以上前の書物に触れその活字の美しさに魅了され、滅びてしまった活字を百年後の未来に残したいという強い思いからデータ化されたフォントです。
明治期の教科書活字をもとに基本に忠実にレタリングし、現代流にデザインして蘇らせました。新字体で入力したテキストを旧漢字で表示させるというユニークな仕様を持たせています。他にはない美しさ、上品さを持つこの明朝体は様々なシーンで活躍します。
教科書は子供たちにとって世の中を学ぶ上で大切な資料です。そこに使われる活字は、教育指導者の監修のもと読みやすい活字が選ばれたことでしょう。しかも教科書は由緒正しい日本語活字を使うはずですが、明治期の教科書は現代人から見ると相当クセのある仮名も多く使用されています。
変体仮名が混在している教科書に至っては解読不能な文字も多くなじみのない仮名も使用されています。 明治教科書明朝は、そんな明治期の教科書活字をもとに基本に忠実にレタリングし、現代流にデザインして蘇らせたフォントです。
明治教科書明朝は適度な墨溜(すみだ)まり処理がされているのも特徴です。拡大するとわかりますが、一般的なフォントがシャープに鋭角的な作りになっているのに対して、全ての角が丸く柔らかく処理されています。微妙に滲んだような雰囲気は、明治時代の活版で刷ったインクのような風合いです。
明治教科書明朝の特徴として、新字体で入力したテキストを旧漢字で表示させるというユニークな仕様を持たせています。新字体を収録した「FGP明治教科書明朝」と旧漢字を収録した「FGP明治教科書旧字明朝」の二つのフォントをご用意。フォントメニューで切り替えるだけで、新字体と旧漢字を自由に表示できます。
該当するユニコード漢字を入れ替えているため、逆に旧漢字で入力すると新字体となります。また、しんにょうが二点しんにょうに、「工」、「世」などのいくつかの漢字を異体字として作り、計450字以上にのぼる漢字を旧字・異体字としてフォント化しています。
明治教科書旧字明朝で組むと現代文でも明治期の活字書籍のようになるという他に類を見ない特殊フォントとなります。新字体のテキストのまま旧漢字に変換される仕様は、おそらく日本(世界)初の試みでしょう。
ダウンロード販売も好評いただいている未来的なデザインかつレトロな雰囲気の「FGPミライゴシック」シリーズを特典フォントとして収録しています。
角が丸いポテったデザイン、墨溜まりも特徴的な「FGPミライゴシックポテ」と斜めに右肩上がりの「FGPミライゴシックポテ斜め」の合計3書体。映像の字幕などに使うと雰囲気バツグンです。
FGP明治教科書明朝 & ミライゴシック
明治教科書明朝は、明治期の教科書活字をもとに基本に忠実にレタリングし、現代流にデザインして蘇らせたフォントです。適度な墨溜(すみだ)まり処理がされているのも特徴です。微妙に滲んだような雰囲気は、明治時代の活版で刷ったインクのような風合いです。
新字体のFGP明治教科書明朝・旧字体のFGP明治教科書旧明朝に加え、特典としてFGPミライゴシック・FGPミライゴシック ポテ・FGPミライゴシック ポテ斜めの計5書体を収録。
販売価格 13,200円(税込)