紅く染まる紅葉の秋、秋刀魚やマツタケ、栗などの秋の味覚、収穫や夕焼け空、運動会や中秋の名月などの秋の風物詩、さまざまな秋のイメージをピックアップした『秋特集』です。
紅葉のメカニズム
秋が深まると、葉は色づき山々は美しく染められます。秋を彩る紅葉ですが、紅葉と一口にいっても赤くなるものと黄色くなるものがあります。それは一体なぜでしょうか?
葉は普段緑色に見えていますが、実は葉の中には緑色と黄色の物質があります。この緑色の色素は葉緑素「クロロフィル」、光合成の機能を担っています。日差しが強く葉緑素が大活躍する夏場は、葉の中の葉緑素が多く存在するため緑色に見えます。
秋になると日照時間も短くなり、使わなくなった葉緑素はどんどんと壊れ、黄色のカロチノイドという色素だけが残り葉は黄色く紅葉するというわけです。
赤く紅葉する葉の中では更なる変化が起こります。葉の中には光合成で作られた糖分やデンプンが枝に送られなくなり葉に残ってしまいます。これらの糖分などがアミノ酸に変わり、アントシアンという赤い色素が合成され、葉が赤く紅葉していきます。
ところで、紅葉を見物することを「紅葉狩り」といいますが、実際には見るだけで採取するわけでもないのに「狩り」という言葉が付くのはなぜでしょうか?
これには長野市戸隠に伝わる鬼女にまつわる伝説があります。戸隠山に住んでいた紅葉(もみじ)という名の鬼女が、たびたび村を荒らすため、時の帝は平維茂(たいらのこれもち)に鬼退治を命じます。季節はまさに紅葉の時期。鬼女紅葉(もみじ)は美しい紅葉を見ながら一緒に宴をしようと維茂を騙しますが、危機一髪のところで目を覚まし見事に鬼女紅葉(もみじ)を退治しました。この伝説から「鬼女紅葉(もみじ)を狩る」、紅葉狩りになったという説があります。

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